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郵便局の配達の給料を体験者がズバリ回答!バイトと正社員を比較

郵便局の配達している姿っていろんなところで目にしますよね?

 

そして、雨の日も濡れながら一生懸命に配達している姿に「がんばれ!」と言いたくなる時もあります。

 

かくいう、私も数年前まで郵便局で配達の仕事をしていました。
だからこそ、「がんばれ!!」と言いたくなるのです。

 

あの配達している人たちの給料ってどのくらいなのか気になりませんか?

郵便局はちょっと前まで公務員と同じ立場だったので、給料も高いと思っている人も多いです。

 

はたしてそうなのでしょうか?
今回は郵便局の配達の仕事をしている人の給料について体験者が正直に暴露いたします。

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郵便局配達の年収はどのくらいか?

郵便局の配達の仕事の年収は「転職会議」によると全国平均郵便局 250万円となっています。月収でいうと、単純計算で12で割って21万円弱といったところでしょうか。
(ボーナス支給は考慮していません)

 

クロネコヤマトや佐川急便では全国平均315万円ということなので、配達業種からすれば郵便局の配達員の年収は低いことになりますね。

 

ただこれも郵便局配達員とザックリと決めて書いていますが、郵便局の配達員にも「アルバイト」「派遣社員・期間雇用社員」「正社員」とさらに分かれているので、次の項目でさらに年収を比較してみましょう。

 

バイト、派遣社員、正社員と比較

アルバイト 平均時給955円 月収168,000円 年収約200万円
派遣社員・期間雇用社員 平均時給1,355円 月収238,480円 年収約286万円
正社員 平均月収29万円 年収353万円

「求人ボックス」で掲載されていた求人情報から算出

 

あくまでも全国平均の話ですが、この給料を見てあなたはどう思うでしょうか?

 

「郵便局の配達の仕事って給料安すぎね?」

「割に合わない仕事かも」

 

と感じている人が圧倒的に多いでしょう。

 

では、年齢別に平均年収を見てみましょう。

 

年齢別平均年収

日本の平均年収

このように日本の社会人平均年収と比較しても郵便局の配達の仕事の年収は年齢別にみても低いです。

 

ただ、比較しているのが業種関係なく日本の社会人の平均年収なので、本当にザックリとした比較にはなりますがね。さらに細かいことを言うと、配達の仕事でも使う乗り物にも分けられます。

 

年末年始の学生のアルバイトの自転車、バイクでの配達、軽自動車を使っての配達、大型ワゴン車での大口配達などがそうです。

 

私は勤めた経験がありますが、バイクでの配達は事故など危険リスクがあるので車での配達に比べると若干ですが、給料は高いイメージです。

車と比較して+5%ほど増える感じです。

 

特に冬場の凍結路面を二輪車で配達するわけですから、それなりに給料をもらわないと割に合わないでしょう。

凍結路面をバイクで走行したことがある人ならば、その危険度はよくわかるでしょう。

 

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ボーナスは?昇給は?

ボーナス 期間雇用社員 毎年2回(6月12月)1回8万円台
正社員   1回15~25万円

昇給  期間雇用社員 年2回
正社員 年一回

 

郵便配達の給料は高いのか低いのか?

正直なことを書きますが、仕事の割に給料は低いと思います。
そう感じながら仕事をしていました。

 

郵便局配達の仕事一本で生活するのはちょっと家族持ちのお父さんならばきついでしょう。

現に現役時代のことを思い出してみると、正社員でもあまり裕福に生活しているようには感じませんでした。

 

私は時給制社員からアソシエイト社員になりましたが、自由度はかなり低かったです。

 

正社員になると年休や有休をガンガンに使って休んでいる社員が多かったので、うらやましかったです。ただ、バイトでも、しっかりと確実に1回8万円前後のボーナスが出るのはさすが親方日の丸体質です。

 

どんなに暇でも給料は同じように支給されるし、ボーナスも出るってうれしいですよね。

 

残業手当も分刻みでしっかりと出ます。普通の会社のように30分刻みとかではないのでそこは評価できます。

 

また、完全週休二日制なので休みがしっかりもらえます。

 

結婚すると給料は増えるのか?

正社員は給料が増えると思います。
扶養手当がちゃんと支給されますからね。

 

逆に期間雇用社員やバイトは結婚しても給料は増えません。
扶養手当は正社員だけの恩恵です。

 

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福利厚生は?

福利厚生がしっかりしているのが郵便局のメリットです。

 

給料はそんなに高くはないが、福利厚生が手厚いので生活が安定するのは間違いないです。

時給制社員でもちゃんと社会保険完備だし、通勤手当も出ます。

通勤手当は1日最高2,600円
通勤距離によって計算されます。

 

 

期間雇用社員には年末年始勤務手当、住居手当、夏季冬季休暇、結婚休暇、扶養手当もないです。病気休暇は無給で年間10日です。

 

これが社員になると、年次有給休暇や出産や結婚、夏季、冬季などの特別休暇、年休、育児休業、介護休業などもプラスされます。

 

東洋経済オンラインによると

日本郵政によるとグループ4社で社員数42万4,000人
そのうち半分近い19万7000人が期間雇用社員という実態です。

 

要は期間雇用社員がいないと回らない会社なんですよね、早い話が。

 

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郵便配達の業務内容

郵便配達の業務は使う乗り物によって違います。

 

バイクだと重い荷物は積めないので、基本、はがきや封筒などの信書、現金書留、簡易書留、特定記録郵便、小さめの定形外郵便です。

毎日同じルートを一軒一軒寄って配達するイメージです。

 

バイクなので天気にとても左右される仕事です。

雨の日も台風の日も吹雪の日も灼熱の真夏でも体むきだしで配達です。

 

これがどのくらい体力を奪われるか想像つくでしょうか?

 

この状況の中で、配る家を間違わないように神経集中して配達しています。

配る家を間違うことを「誤配」といいます。

 

 

誤配の苦情が局に入ると、課長クラスから班長から総攻撃で怒られます。
場合によっては始末書を書かされます。

 

大きい荷物のゆうパックなどは軽自動車で配達するわけです。

こちらは荷物を届ける家が毎日変わるので、その都度道順を組んで出発します。

 

バイクでの配達に比べると配達する量が圧倒的に少ないので、誤配することは少ないです。

基本、ゆうパックは対面での引き渡しなので間違うことは少ないですよね。

また、バイク配達と違い天気にそこまで左右されません。
車の中で運転ですから。

 

ただ、重い荷物を運ぶことになるのでそれなりの体力は必要です。

 

季節によっては「米」「みかん」「リンゴ」「魚介類」「お中元・お歳暮」「トラベルグッズ」「アウトドアグッズ」など、ものすごい運ぶのに手間取ることもあります。

 

これが一軒家だったらいいけど、エレベーターがないマンションの5階を荷物を抱えて上り下りするわけです。腕がパンパンになること必至。

 

留守だった場合は、担いだ荷物を持ってまた出直すことになるんです。
最悪ですよね((+_+))

 

ちょっとここで郵便局の立ち位置を確認しておきましょう。

 

総務省管轄の特殊会社が日本郵政

 

日本郵政(親会社)→日本郵便、ゆうちょ銀行、かんぽ生命

 

配達業務に適しているスキル

配達するのに学歴も年齢も関係ないですが、だれでも郵便局の配達員に採用されるのかというとそうでもないです。

 

配達業務に適しているスキルというものがあります。
郵便局の配達の仕事をして感じたのは、この3つのスキルです。

 

  • 自己管理能力がある
  • 責任感がある
  • 時間にルーズではない

 

自己管理能力

上でも書きましたが、配達の仕事は天気に非常に左右されます。
どんな悪条件の下でも、毎日確実に出勤して誤配のないように配達することが求められます。

 

しかも、超勤をなるべくしないように時間内に配達を終えて帰局すること。

郵便局内では残業のことを「超勤」と呼びます。

 

 

体調管理も自己管理能力に入るでしょう。

風邪をひかないように前の日に飲みすぎないように自分で管理しないと厳しい仕事です。

 

責任感がある

お客様からお預かりした信書や書留など確実に配達する責任感も大事。

 

バイクでも車でも「受験票」や「採用内定通知書」など、その人の人生を左右しかねない郵便物も配達することになります。

また、自分が配達するルートはほかの人が手伝ってくれません。

あまりにも配達物が余り過ぎた場合は、同じ班員の人が手伝ってくれることもありますが、基本、一人で最後まで配達終えることが求められます。

 

なんでも人のせいにするような責任感のない人には勤まらない仕事です。

 

時間にルーズではない

郵便物の中には時間指定されているものがあります。

 

「午前中」「14~16時」「16~18時」といった具合にその指定した時間内に確実に届けなければならないんです。これが非常に苦痛です。

 

月曜日の午前中なんて、本当に大変です。
休日に外出していて月曜の午前中に配達集中することが多いです。

 

広い範囲にこの「午前中指定」が集中するとゆっくりと配達することは無理です。

全く余裕のない状態で配達することになりますし、午前中指定を配達しながら、時間指定のない荷物まで配達する頭の切れが必要になります。

 

午前中指定の荷物はゆうパックのほかにも「速達」「レターパック」「書留」などがあります。これらは午前中に確実に配達することを約束された郵便物なので、確実に時間内に誤配なく届けなければならないです。

 

もし、時間内に届けることができなかったら、局の課長や部長席のパソコンに「アラート」表示されてすぐにバレます。

帰局後に怒られる事態です。

 

配達してみての体験談

30代 非正社員 男性
入ってから半年ごとにスキルや経験値をもとに査定され賞与額が決まります。
勤務地の時給により変動します。
6月と12月の年2回支給されます。
最初は3万円程度でした。
5年以上務めている人で上限はおよそ10万円~15万円程度でしょうか。

 

 

私も郵便局の配達の仕事をしたことがありますが、まぁー慣れるまで大変ですね。
神経すり減らしながらの毎日です。

 

慣れるまで最低でも半年はかかるでしょう。
入社してすぐに辞めていく人も多いです。

 

上で説明したスキルがないと勤まらないでしょう。
いい加減な生活をしてきた人には絶対に向かない仕事です。

 

それでこの給料の安さなので、時給制の期間雇用社員として半年契約で入社したけども、本当に途中でやめようと思いました。

でも、「契約の半年でやめよう!」「それまでは頑張ってみよう」と思い始めて必死に働いていたら、なんとなく要領をつかめてきて、ちょっと楽しいかなとも思えるようになったので続けました。

 

入社して最初の3か月を乗り越えられるかが鍵になるでしょう。

仕事の内容は単純です。

あとは毎日の体調管理と責任感が必須スキルです。

私は50代で入社しましたが、配達している仲間には60代の人も結構います。

 

同じ境遇で必死になって真剣勝負しているような環境なので、打ち解けあうのは早い職場です。

 

まとめ

配達の仕事って郵便局に限らず、大変な仕事です。

明らかに人手不足な業種なので、そのツケが一人一人の配達員に回っています。

 

人手不足なのに通販商品が増える一方で配達物が多いので、本当に繁忙期は大変な思いをすることでしょう。

これで若い人材がどんどんと入ってくれば、だいぶ楽になるんでしょうが、今の若者はきつい仕事は避けています。できれば、楽に仕事したいと考えているので今後も配達の業種は大変でしょう。

 

郵便局の配達の仕事を副業にする考えならば、ぜんぜん楽な仕事だと思います。

 

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